先日妊娠のご報告をいただいた患者さんとのメールのやり取りで、妊娠が成立した周期は好きなものを食べて「食のストレス」から自分を解放したとありました。
この患者さんは小さなころからおうちでとても健康に気を遣った食生活をされていました。妊活する前からすっかり身についた食生活だったのですが、妊活を機に無意識にシビアになっておられたのかもしれません。
探してみた限りポテトLには妊娠の科学的根拠(エビデンスといいます。)は見当たりません。だから半ばゲン担ぎのような感じでやってみるといいかも!くらいな世間話として施術の時にお話することがあります。
でももしかして、、、
日頃妊活のために摂生されている方には「ストレスから解放されるひととき」みたいな感じで敢えてジャンクなものを思いっきり食べるということに意味があるのかも?と思ってしまいました。
緊張が解けて気の巡りがよくなるのかな?
鍼灸には現代医学で説明がつかない部分があります。
「気」を扱う東洋の医学でもあります。
わが国で行われている先端医療の不妊治療にもわからない部分はたくさんあります。
しかしストレスが身体に大きく影響することは既に分かっています。もちろんストレスも身体にとって100%有害なものではなく、ある程度は必要なものです。副交感神経が働き過ぎて出てくる不調もあるのです。
不妊治療の中で自分に必要なこと
通院、お薬、運動、食生活、睡眠などのケアをやったらそれ以外はストレスを緩めることに徹してほしいです。
つまりは「妊活」と関係ないことをしましょう。
本来の自分を取り戻そう。
それがあなたにしかできないあなたの妊活です。