妊活においてお薬を使わない「自然派信仰」な人たちは少なからずいて、そのやり方で「安全・確実」なのであれば私としてはとやかく言う必要もなくその人の意思を尊重すべきだと思っています。
当時私にも実際ホルモン剤を服用していて市の健康診断で肝機能の値が悪く、保健師さんが訪問してくれたり電話をくれたりという経験があります。
しかしあまりにも「自然に」という希望が強すぎたり、沢山色んな情報を集めて自分なりに考えた方法を医師に提案し治療そのものをコントロールしてしまっている人もおられ、妊娠を遠ざけてしまっているのかなという印象を持ってしまうことがあります。
ひろせはりきゅう院では出来るだけ婦人科へ通院しながら鍼灸を受けていただくことを提案させていただいています。
お仕事で婦人科通院がままならない方でも「〇月になったら病院へ行くことにしています。」と言っていただくと本当に安心します。
その理由は
「原因不明の不妊症」と呼ばれる方はたくさん存在しており、その中で年齢を気にされている方はかなりの割合だと思います。1つ歳を取るにつれ「卵子の質」が低下していくことは多く言われておりますが、
本当にそのタイミングで合っているのか?
AIH(人工授精)体外受精に進まれていない方についてはその疑問が拭えません。
この段階では出来る検査が限られているため、最低限そこだけは合わせておかないと長期間に及ぶストレスに晒されることになります。
妊活で病院に通うということを「薬漬けになる」と解釈しないでください。お薬は治療の一部で主な目的は「人の手によって誤差を埋めていくもの」だと思っていただきたい。
検査を進めながら原因を探っていくのももう1つの目的です。
何度かトライしていく中で思うように結果が出ない場合はより確実な方法を選択することも必要になってきます。
勿論卵管閉塞や筋腫などが起こっていた場合には方法を変えなければ妊娠は難しいことだって沢山あります。
現にひろせはりきゅう院に来てくださっている若い患者さんにも「早めに婦人科行っといてよかったです。ステップアップしなければずっと今も苦しいままだったと思う。」という方は多いです。
AIHでの妊娠率は自然妊娠とあまり変わらないと言われています。
でもAIHにステップアップされて妊娠された患者さんはひろせはりきゅう院では少なくはありません。
タイミングが合っていなかったか、ちゃんと受精が出来ていなかったと考えられます。
AIH自体は体外受精に比べるとそれほど高額なものではありません。
平均1~3万円くらいです。
妊活で長く悩まないためにも早めに婦人科での診察を受けてください。