あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
12月30日から夫の実家能登に帰省しており、1/1の能登半島地震をもろに経験いたしました。
皆さまからの温かいお言葉、身に沁みました。ありがとうございます。
親戚一同2日間避難所で車中泊をし、1/3に全員で金沢に移動し、4日に金沢から川西市に帰って参りました。
これまでふわっとした災害対策しかしていなかったので、この機会に見直しの必要性を感じました。
避難所では電話が全く通じなくなり、電気・ガス・水道・道路などあらゆるライフラインが使えなくなりました。
情報源はカーナビでみるニュースのみ。被害の大きかった輪島と穴水の情報や映像しか入って来ず、私たちの周囲はどうなっているのか?自衛隊のヘリは何機も頭の上を通り過ぎていく。地元の消防団の人が救援に当たっているが外部の救助はいつになったら来てくれるのか?不安な上に度々震度5くらいの余震が来る。
地元ではないため土地勘がありません。避難所である小学校もアスファルトが地割れしていて、ここホンマに安全なん?と不安になりました。
微々たる食糧の配給はお年寄りの分しかありません。家から持ってきたお節も贅沢言ってはいけないけれど、気分的に食べたいと思わなくなりました。
とにかくあったかいものが食べたい。
うちの娘と若い甥と姪は発達障害があり、度重なるアラートやサイレンの音、光でかなりの心労でした。
早く家に帰してあげたい。
地割れがひどく、できるだけ昼間に移動しないと危ない状況でしたが対向車線も救援の自衛隊・消防・警察・一般車両で渋滞しており、土砂崩れや地割れで片側交互走行が何か所もあり、普段は2時間ほどの道も移動に14時間ほどかかりました。夜はさらに怖かったです。
近年我が家はキャンプに良く出かけます。キャンプ用品はついつい買いすぎてしまうため、よくSNSには「防災グッズになるという理由で買いすぎないように。」みたいなことが書かれています。でも今回、キャンプ用品は防災にめっちゃ役に立つということを実感しました。欲しくて買ってしまったソーラーバッテリー、ソーラーランタンは本当に役に立ったし、寝袋なども一瞬持って行こうかと思ってやめたことをすごく後悔しました。
紙コップ・割りばし・紙皿もこんな時はありがたい。ラップなんて発明した人のお墓参りに行ってあげたいほどです。
まあとりとめのない話になってしまいましたが、無事に帰って来れて本当に良かったです。
今後ともよろしくお願いいたします。
現在まだボランティアが行けるほど道路が復旧しておらず、金沢くらいに物資を届けるか募金が有力な支援となっています。
どこに送ったらよいかわからないという方は
被災した県や赤十字に送るとよいと思います。
またはヤフーなどネットを通じてポイント募金も良いと思います。
当院も先日義援金を石川県庁あてに送らせていただきました。
早く少しでも被災した方にほっとした時間が持てるようになってほしいと願うばかりです。