
患者さんとお話ししていると、ご主人の生活が不健康だなというイメージをとても頻繁に感じます。
女性は妊活・不妊治療で自分の生活に色々と制約を強いられ、しんどいな〜めんどくさいな〜と思いながらも頑張れるのですが、「俺には出来ることがない」「妊活はお前に任せるから頑張れ」「そこまでしなくても子供は出来る」って思っているご主人も少なくありません。
必ずしも男女平等!と思っているわけでもないのですが、
男性も体調管理するメリット、不妊治療においてはとっても大きいと思います。
泌尿器科を併設しているクリニックなど少しずつ男性のケアも増えてきています。
あーだこーだ言うとケンカになるし、痛い・怖い・高い・時間がないと思っている人に鍼灸をお勧めするのも難しいので、手っ取り早いのが食生活や早寝早起き、運動なのですが自主的には出来ない人もいる。女性はそこを頑張れるんだけどなあと嘆かわしくも思います。
これが不妊治療のためではなく
例えば不妊クリニックで月に1回くらい男性の健康指導や栄養補助指導などあればちょっとでも妊娠率が上がるんじゃないかな。
不妊、妊娠は病気じゃない。
原因が不明
というのであれば、男も女も一緒じゃないでしょうか?
人工授精まで進んだら男性も一患者として診察を受けることになるので精液検査をして
- 精子量
- 精子濃度
- 運動率
- 奇形率
- 白血球数
- 粘稠性
などがわかります。
よく言われる男性不妊の原因は
- 先天性
- 喫煙
- 肥満
- 運動不足
- 持病
- ストレス
などなど
原因不明の不妊症というのならこれらのことの解消に取り組む価値は存分にあります。
そしてこの先の人生、これらに気を付けるのは決して無駄ではないですよね。
しかしながら、奥さんの治療を通してご主人のお話を伺っているとみなさん素敵なご夫婦だなと感じます。
ちゃんと自分に合った伴侶を見つけておられるのだなと。
だからこそ早くお子さんを連れてきてあげたいと思うのです。
もー!何とかならんのかと地団駄踏んでしまうくらいに。