更年期の患者さんにご来院いただくことが多くなりました。
「更年期なのかな?体調不良はそのせいかもしれないんです。」と言われます。
そして皆さん口を揃えて
「明らかに30代の頃と調子が違う!」
お聞きした症状をあげてみると
・気分が落ち込む
・気弱になってしまって小さなことが気になってしまう
・頭痛・耳鳴り
・体力のなさが気になってきた・疲れが取れない
・1人でいると考え込んでしまう
・眠れない・寝た気がしない・途中で目が覚める
・上半身の凝りがきつくなってきた
・疲れが取れない
・火照る・のぼせる
・お腹の調子が悪い
・手足が冷える
・何もしたくない・色々億劫になってしまう
・尋常でないほどの汗が出る
などなど
では鍼灸でこれらの更年期の症状について出来ることは
・ホルモンの急減を防いで緩やかに行われるようにし、自律神経のバランスを整える
・1つ1つの症状にアプローチする
・身体の緊張を緩めてリラックスしてもらう
です。このこの3つを一緒に行うことで改善を図ります。
ホルモンというものは微量でものすごく体調や気分を変化させてしまいます。
気分・気持ちに影響を与えるのです。
長年の研究により腰にあるツボを刺激すると女性ホルモンであるエストロゲンの分泌がさかんになることがわかっています。
「理由もよくわからず」悲しい気持ちで過ごしたり、外に出なくなったり、自分の体調コントロールが出来ないとどんどん気弱になっていく。。。
そんな毎日を辛いと感じるなら鍼灸を受けてみてください。
「理由もよくわからず」というのが結構キーになっていて、体調を整えるとそのモヤモヤもマシになったり気にならなくなります。
単発の治療ではなかなか難しいのでこの場合は頻回でなくても定期的にご自分でリズムを作って続けられる方がよいですね。
更年期ののぼせや血圧の変化などはまれに「更年期」でなく大きな病気の兆候であることもありますので、健康診断は受けるようにして下さいね。