
はじめに
妊活中の方へ、いつも本当にお疲れさまです。今回にブログは多くの方が経験される「9週の壁」についてです。
9週の壁とは?
妊娠9週目は、胎児の成長が著しい時期ですが、同時に流産のリスクも高いとされています。実際、妊娠初期の流産の多くはこの時期に発生します。これは、胎児の染色体異常が原因であることが多いとされていますが、妊婦さん自身がこの時期に感じる不安は非常に大きいものです。
妊娠初期の流産の兆候
流産の予兆と考えられる症状は、少量の出血と子宮が収縮して起こる腹痛です。少しずつ出ている血液の色が鮮血もしくは暗赤色さらに変わっていきます。子宮が収縮するので腹痛が起こります。
このような場合病院でも出来ることが少ないのですが、おかしいなあと思ったらすぐに病院に電話するなど相談してください。
9週目の身体の変化について
妊娠初期、特に9週前後は身体的にも大きな変化の時期です。つわりがピークを迎え、疲労感や不安感が強くなることも多いですよね。
それもそのはず、1人の命を40日かけて育てていかないといけないので身体の中は今後激変していきます。「これって普通なの?」「この症状は大丈夫?」など、不安な気持ちでいっぱいになることもあるかもしれません。
流産・早産を減らす適切な栄養摂取について
9週の壁を安全に乗り越えるためには、適切な栄養摂取が欠かせません。特に以下の栄養素は赤ちゃんの健やかな成長に重要な役割を果たします:
- 葉酸:神経管の正常な発達に不可欠 おすすめ食材:納豆・モロヘイヤ・ほうれん草・ニラ
- 鉄分:赤ちゃんの発育と貧血予防に重要 おすすめ食材:牛肉・カツオ・あさり・小松菜・きくらげ
- カルシウム:赤ちゃんの骨格形成に必須 おすすめ食材:牛乳・チーズ・ヨーグルト・小魚
- ビタミンD:カルシウムの吸収を助ける重要な栄養素 おすすめ食材:魚(特に鮭)・キノコ・卵
これらの栄養素は、バランスの取れた食事から摂取することが理想的です。
しかし、妊娠初期に足りていないことで流産が起こる可能性もあるので妊活している人は今から毎日とりましょう。
サプリメントで補助する方法もあります。
妊娠初期の安全な過ごし方は

妊娠初期に気をつけたいこと
- 禁止事項の徹底
- 喫煙は必ず控える(血管収縮作用により胎児への栄養供給が低下)
- アルコールは完全に避ける(胎児性アルコール症候群のリスク)
- 入浴・温泉について
- 湯温は38~40度を目安に
- 入浴時間は10分程度まで
- のぼせや転倒に注意
- 安全な睡眠姿勢
- シムス位(体の左側を下にした横向き)を推奨
- お腹を圧迫しない姿勢を心がける
- 性生活の注意点
- 必ずコンドームを使用
- 刺激の強い体位は避ける
- お腹を圧迫しない体位を選ぶ
妊娠初期こうすれば安全
- 「疲れた」と思ったら必ず休む
- 少量でも食べられるものを見つけて、可能な範囲で栄養補給
- 吐き気が強い時は無理に食べようとせず、水分補給を優先する
そして何より大切なのは、頑張りすぎないことです。完璧を求めすぎず、今の自分にできることを少しずつ。それで十分です。
ひろせはりきゅう院のサポート体制

妊活を続ける中で、心配や不安を感じることは自然なことです。当鍼灸院では、妊活中の女性が安心して過ごせるよう、心身のサポートを行っています。鍼灸治療は、身体のバランスを整え、リラックス効果をもたらすことで、妊娠の可能性を高める手助けをします。
定期的なケアの重要性
妊娠が成立した後も、月に一度の来院をお勧めします。妊娠中は身体が大きく変化し、さまざまな症状が現れることがあります。定期的に鍼灸治療を受けることで、身体の調子を整え、ストレスを軽減することができます。私たちは、妊娠中のあなたを見守り、サポートすることを目指しています。
産後のケアについて

また、産後の心身の変化は予測できないものです。産後うつの予防や早期発見のためにも、気になることがあればいつでもご連絡ください。些細なことでも構いません。当院はあなたの心と身体の変化に寄り添い、安心して出産・育児に向き合えるようサポートしていきたいと考えています。
まとめ
「9週の壁」は確かに大変な時期です。でも、あなたはひとりじゃありません。この時期を乗り越えるために、私たちができること、それは血流をよくして赤ちゃんにしっかり栄養を届けることです。気になることや不安なことがありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。
おわりに
当院は、あなたの妊活から出産後まで、ずっとそばで見守っていきたいと思っています。一緒に、この大切な時期を乗り越えていきましょう。
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