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ひろせはりきゅう院

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)改善のヒント シナモンを上手に使ってみよう!



こんにちは、宝塚市の妊活鍼灸院ひろせはりきゅう院の鍼灸師の廣瀬純子です。今日は妊活中の方に特におすすめしたい食材「シナモン」について、お伝えします。シナモンは特に多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)でお悩みの方には、ぜひ取り入れていただきたいスパイスです。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは?あなたにこんな症状はありませんか?

  • 生理不順や無月経がある
  • 顔や身体の体毛が多い。
  • 顔や身体にニキビなどの吹き出物が多い
  • 糖尿病の血縁者がいる
  • AMHの値が高い AMH値が4.0~5.0ng/ml以上
  • 排卵時期以外に黄体化ホルモン(LH)が卵胞刺激ホルモン(FSH)より高い
  • 男性ホルモンが多い

これらの症状がある方は、PCOSの可能性があります。PCOSは女性ホルモンのバランスが乱れる症状で、妊活中の方にとって大きな障害となることがあります。

鍼灸治療と多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

当院の施術は鍼とお灸の刺激を脳に届け、脳から卵巣・子宮・その他の内臓の機能を高める信号を送る目的で行っています。
目標は:

  1. 生理周期の正常化
  2. ホルモンレベルのバランス調整
  3. インスリンと脂肪代謝の管理

これらを通じて、自然な形での妊娠可能性を高めていきます。

シナモンの驚くべき11の効果

シナモンは単なる香辛料ではなく、「スーパースパイス」と呼べるほどの健康効果があります。特に妊活と多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)改善に役立つ効果をご紹介します。

1. 強力な抗酸化作用

シナモンには強力な抗酸化物質が豊富に含まれています。これらは「フリーラジカル」と呼ばれる体内の有害物質を無効化する働きがあります。

フリーラジカルとは何でしょうか?簡単に言うと、私たちの体内で日々の代謝や外部からのストレス(紫外線、大気汚染など)によって生じる「不安定な分子」です。これらは細胞を傷つけ、老化を促進し、さまざまな病気のリスクを高めます。

特に妊活中の女性にとって重要なのは、フリーラジカルが卵子の質にも悪影響を与える可能性があるということ。シナモンの抗酸化物質はこうした有害物質から身体を守り、卵子の健康維持をサポートします。いわば、体内の「お掃除屋さん」のようなものです。

2. 抗炎症作用

慢性的な炎症は生殖機能に悪影響を及ぼすことがあります。シナモンに含まれるフラボノイドには強力な抗炎症作用があり、体内の不必要な炎症反応を抑制します。

3. インスリンへの感受性を高める効果

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の方の多くは「インスリン抵抗性」という状態を抱えています。これは、体内で分泌されるインスリンというホルモンに対する感受性が低下し、血糖値をコントロールしにくくなる状態です。

簡単に言うと、身体の細胞が「インスリンの声を聞き取りにくくなっている」状態。そのため、血糖値が下がりにくく、結果としてホルモンバランスも乱れてしまいます。

シナモンには、この「インスリンへの感受性を高める」力があるんです。つまり、細胞がインスリンの指示をしっかり受け取れるようになり、血糖値のコントロールが改善します。研究によれば、2型糖尿病の方がシナモンを取り入れることで、インスリンへの感受性が向上し、血糖値の管理がスムーズになることが確認されています。

PCOSの方にとって、このインスリンへの感受性を高めることは、ホルモンバランスを整える大切な一歩になるのです。

4. 血糖値の低下

血糖値の乱高下はホルモンバランスを崩す原因になります。シナモンは血糖値を下げる効果があり、特に空腹時血糖の改善が認められています。

5. 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)症状の緩和

15人の多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)患者を対象にした研究では、8週間のシナモン摂取によってインスリン抵抗性が著しく改善しました。これは多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の方にとって非常に重要な効果です。

6. 脂質レベルの低下

シナモンには体内の脂質を減らす効果があります。脂肪細胞が生成するアディポネクチンというタンパク質を増加させ、インスリンに対する細胞の反応を敏感にします。

7. 血圧の低下

適度な血圧は健康的な妊娠のために重要です。シナモンには穏やかな利尿作用があり、血管の弾力性を改善し、拡張を促進する効果があります。

8. 心機能の強化

シナモンには心機能を改善する効果も実証されています。総コレステロール値とLDLコレステロール値を下げ、HDLコレステロール値を改善する可能性があります。

9. 抗菌作用

体内の有害な細菌を抑制し、免疫系のバランスを保つ助けになります。

10. 神経保護作用

ストレスは妊活の大敵です。シナモンには脳を保護する作用があり、ストレス管理に役立つ可能性があります。

11. 癌予防の可能性

長期的な健康維持のために、シナモンには腫瘍の成長を抑制する可能性も示唆されています。

妊活中の方、早速シナモンを使ってみよう!

多嚢胞性卵巣症候群にシナモン
  • 生姜シナモン茶:すりおろし生姜とシナモンを煮出した温かいお茶
  • 紅茶やコーヒーにひとふり
  • 根菜の煮物:大根、人参、ごぼうの煮物にひとふり
  • カレー・シチュー:スパイスの一つとしてシナモンを加える(スティックなら取り出せます)
  • おでん:だし汁に少量のシナモンを入れて風味付け
  • 味噌汁:具材に根菜を使い、仕上げに少量のシナモンパウダーを加える
  • 甘酒:温めた甘酒にシナモンを少々加える
  • おやつ:アップルパイ・八つ橋・シナモン味のドーナツ

摂取量の目安

1日の推奨摂取量は約3g(小さじ1杯強)程度です。過剰摂取は避け、バランスの良い食事の一部として取り入れることをお勧めします。

注意点

シナモンの健康効果は有望ですが、既存の治療を代替するものではありません。処方されている薬は継続して服用してください。また、他の病状や定期的な投薬がある場合は、シナモンを積極的に取り入れる前に医療従事者に相談することをお勧めします。

まとめ

シナモンは妊活中の方、特に多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)でお悩みの方にとって心強い味方になります。鍼灸治療と組み合わせることで、より効果的にホルモンバランスを整え、妊娠の可能性を高めることができるでしょう。

当院では、食事指導を含めた総合的な妊活サポートを行っています。多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)や不妊でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたの体質に合わせたオーダーメイドの治療プランをご提案します。

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