
こんにちは、宝塚市の妊活鍼灸院ひろせはりきゅう院の廣瀬純子です。もうすぐゴールデンウィークです。連休やお盆、年末年始は病院のお休みとスケジュールが合わず、タイミングや人工授精になる人が多くなります。
1周期でもチャンスを逃さなくて済むように排卵検査薬を使うことをお勧めしているクリニックもあります。でも日本製の検査薬は高いよねって私も不妊治療をしている時に思っていました。実際私は、海外製のものを使用していました。
今回は自宅で行える妊活サポートとして、排卵検査薬の選び方についてご紹介します。
東洋医学の視点から妊活を支援する当院ですが、西洋医学のツールもうまく活用することで、より効果的な妊活が可能になります。排卵検査薬は排卵日を予測するための便利なツールであり、当院での鍼灸施術と併用することで、より精度の高い妊活が可能になります。
そもそも「排卵検査薬」とは
排卵検査薬(排卵日予測検査薬)は、尿に含まれるホルモンを検知して排卵日を予測できるスティック型の検査キットです。自宅で簡単に使用でき、排卵の直前に分泌される「黄体化ホルモン(LH)」を検知します。
排卵前には「LHサージ」と呼ばれる現象があり、LHの分泌量が急激に増加します。この変化を知ることで、排卵日の予測が可能になります。妊活において、この排卵日を正確に把握することは非常に重要です。

排卵検査薬はドラッグストアやネットで購入できる「第1類医薬品」です。当院でも患者様から排卵検査薬の選び方についてよく質問を受けますので、今回は選ぶ際のポイントと10種類の排卵検査薬を比較してご紹介します。
排卵検査薬を選ぶ2つのポイント
ポイント① はじめて使うなら日本製がオススメ
はじめて排卵検査薬を使う方には、日本製をおすすめします。理由は以下の通りです:
- 検査薬の形状がプラスチックの「スティック型」で使いやすい
- 日本語の説明書が付属しており分かりやすい
- 困ったときも日本語の情報が豊富
一方、海外製は値段がお手頃ですが、紙製のスティックで少し使いづらい感じがします。
使いやすさ重視の方は日本製、価格重視の方は海外製を選ぶと良いでしょう。また、当院の患者様の中には、「最初は使いやすい日本製で試してみて、使い方に慣れてきたら価格の安い海外製に切り替える」という方も多くいらっしゃいます。実際使ってみて感じたのは包装されていないので使った後の置き場に困ることくらいでした。紙コップを使用すればその点はクリアできます。
ポイント②感度の違いを理解しましょう
排卵検査薬を選ぶもう1つのポイントは、「陽性反応」が出る感度の違いです。
LH(黄体化ホルモン)の分泌量は「mIU/ml(ミリ・アイユー・パー・ミリリットル)」という単位で測定され、およそ「20 mIU/ml」を超えたあたりから35~44時間後に排卵が起こるとされています。
多くの排卵検査薬は「30~40 mIU/ml」程度から検知しますが、検査薬によって感度が異なります。早めに排卵のサインを知りたい方は、感度が高い(数値が低い)検査薬を選ぶと良いでしょう。
ただし、体質によってはLHの分泌量が普段から高めの方もいます。そのような方は、感度が高すぎると常に陽性反応が出てしまうこともあるため、必ずしも感度が高い方が良いわけではありません。
日本製の比較表:排卵検査薬5選
以下に日本製の主要な排卵検査薬5種類を比較表でまとめました。
商品名 | メーカー | 価格(税込) | 1本あたりの価格 | 感度 |
---|---|---|---|---|
ドゥーテストLH | ロート製薬 | 10本入り:3,300円 5本入り:1,980円 | 330円〜396円 | 30 mIU/ml |
ハイテスターH | 武田コンシューマーヘルスケア | 10本入り:4,818円 5本入り:2,838円 | 481円〜567円 | 30 mIU/ml |
チェックワンLH | アラクス | 10本入り:3,850円 5本入り:2,420円 | 385円〜484円 | 40 mIU/ml |
クリアブルー | オムロン | 生産終了 | 40 mIU/ml | |
エナジー(ウー・マン チェック LH) | 不二ラテックス | 12本入り:2,950円 | 245円 | 25 mIU/ml |
※価格は目安です。販売店、通販サイトによって異なる場合があります。
①人気商品「ドゥーテストLH 」
排卵検査薬としてはメジャーな商品で、ドラッグストアなどの店頭でもよく見かけます。Amazonの「売れ筋ランキング」でも上位に入る人気商品です。
特徴:
- 分かりやすい判定ライン
- 尿を2秒かけるだけで判定可能
- 感度は30 mIU/ml(比較的高感度)
ドゥーテストⅡは同じ製品で個数をリニューアルしたため現行品は「ドゥーテストLH排卵日予測検査薬スティックタイプ」です。
②判定が分かりやすい「ハイテスターH」
ハイテスターの特徴は「判定結果が見やすい」ことです。多くの排卵検査薬は判定線の色の濃淡で判断しますが、ハイテスターは判定線の本数がLHの分泌量に合わせて増える仕組みです。
特徴:
- 判定ラインの本数が増える仕組みで分かりやすい
- スティックに検査した日時を記入できる
- 感度は30 mIU/ml(比較的高感度)
判定に迷いやすい方には特におすすめの商品です。
③お手頃価格な「チェックワンLH」
チェックワンはお手頃価格が特徴です。感度は「40 mIU/ml」なので、ドゥーテストやハイテスターよりは判定が慎重です。
特徴:
- 1本あたりの価格がお手頃
- 感度は40 mIU/ml(中程度の感度)
普段からLHの分泌量が少し多めの方には、この程度の感度の商品が適している場合もあります。
④世界シェアNo.1ブランド「クリアブルー」生産終了
クリアブルーは世界的に使用されている信頼性の高いブランドです。
特徴:
- 世界シェアNo.1の信頼できるブランド
- 感度は40 mIU/ml(中程度の感度)
信頼性を重視する方におすすめです。
⑤感度が慎重な「エナジー(ウー・マン チェック LH)」
ウーマンチェックは価格がお手頃なことに加え、好感度「25 mIU/ml」であることが特徴です。
特徴:
- 感度は25 mIU/ml(高感度)
ドラッグストアエナジーとのコラボ商品です
海外製の比較表:排卵検査薬5選
日本製の使用に慣れてきたら、お手頃価格の海外製に切り替えることも選択肢の一つです。以下に主要な海外製排卵検査薬を比較表でまとめました。
商品名 | 製造国 | 価格(税抜) | 1本あたりの価格 | 感度 |
---|---|---|---|---|
ドクターズチョイス ワンステップ | アメリカ | 50本入り:4,300円 | 86円 | 20 mIU/ml |
ラッキーテスト | アメリカ | 50本入り:4,000円 | 80円 | 25 mIU/ml |
エーチェック | アメリカ | 50本入り:3,850円 | 77円 | 25 mIU/ml |
DAVID | カナダ | 50本入り:2,950円 | 59円 | 25 mIU/ml |
Wondfo | 中国 | 50本入り:2,950円 | 59円 | 25 mIU/ml |
※価格は目安です。通販サイトによって異なる場合があります。
海外製の特徴
価格がお手頃
日本製は1本あたり300〜500円前後ですが、海外製は1本あたり50〜100円前後で購入できます。ただし、これは主に50本のまとめ買いの場合の価格ですのでご注意ください。
感度が高め
日本製の感度はほとんどが30mIU/ml以上ですが、海外製は感度が高いもので20mIU/ml、その他も25mIU/mlのものが多いです。早めに排卵のサインを知りたい方には適していますが、前述の通り体質によっては常に陽性反応が出てしまうこともあります。
購入方法
海外製は専門の輸入品通販サイトで購入するケースが多いです。記載されている価格に加えて配送料がかかることもあるので、価格を比較する際は配送料も考慮しましょう。
こうのとり検査薬.NET◀販売サイト
ちょうらっきー◀販売サイト
MyBaby◀販売サイト
私は以前このようなサイトで買いました。
特に困ったこともありませんでしたが、会員登録に勇気が少しばかり必要でしたので楽天で買う方が安心だったなと思いました。
中国からの発送だったので届くまでに少し時間もかかりました。
排卵検査薬と鍼灸治療の併用で効果的な妊活を
排卵検査薬は自分の身体の状態を知るための有効なツールです。それ以外にもおりものの様子から知ることもできます。より効果的な妊活のためには、身体全体のバランスを整えることも重要です。当院では、「気・血・水」のバランスを整える鍼灸を提供しています。
排卵検査薬で自分の周期を把握しつつ、定期的な鍼灸で体質改善を行うことで、より質の高い卵子の育成や子宮環境の改善につながります。特に、排卵検査薬で確認した排卵予定日の前後に鍼灸を受けることで、スムーズな排卵と着床をサポートできます。
もし排卵検査薬の選び方や使い方についてご不安な点があれば、当院のカウンセリングでもご相談いただけます。あなたの体質や状態に合わせた、最適な妊活方法をご提案いたします。
まとめ
排卵検査薬は妊活・不妊治療において非常に役立つツールです。まだ使ったことがない方は日本製から始めることをおすすめします。当院での鍼灸治療と併用することで、より効果的な妊活が可能になります。
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