
妊活中のみなさん。今回は、アメリカ生殖医学会(ASRM)が公表している最新の自然妊娠に関するガイドラインをわかりやすくお伝えしていきます。このガイドラインは、赤ちゃんを授かりたいと考え始めた方が、最初に知っておくべき大切な情報ばかりなので自然妊娠にこだわりのない人も是非最後まで読んでください。
妊活、いつ始めるのがベスト?
妊娠のチャンスは思ったより早く訪れます!研究によると、約80%のカップルが妊活開始から6ヶ月以内に妊娠されているんです。特に最初の3ヶ月が妊娠率のピーク。ただし、年齢による影響は意識しておく必要があります。
女性の妊娠力(妊孕性)は20代後半から30代前半がピークで、40歳になるとその半分程度まで低下します。男性の場合は35歳を過ぎると精液の状態に変化が現れ始めますが、50歳くらいまでは大きな影響はないとされています。
妊活のベストタイミングって?
妊娠しやすい期間は、実は排卵日を含む前後6日間。特に排卵前2日以内がベストタイミングなんです!研究では、排卵日前日の妊娠率が最も高く、排卵日当日からは徐々に低下していくことがわかっています。

気になる夫婦生活の頻度
「毎日するべき?」「間隔をあけるべき?」よく聞かれる質問ですが、実はそれほど神経質になる必要はありません。研究によると、妊娠しやすい期間中であれば、毎日でも1日おきでも3日おきでも、妊娠率に大きな差はないんです。ただし、その期間中1回だけだと妊娠率は下がるので、1〜2日おきくらいのペースがおすすめです。
排卵日の見つけ方
排卵日を知る方法はいくつかありますが、それぞれに特徴があります:
・基礎体温:手軽だけど、後からしか排卵日がわからない
・排卵検査薬:比較的正確だけど、陽性から実際の排卵までのタイミングは人によって異なる
・子宮頸管粘液:コスパ◎で、研究でも妊娠率との相関が確認されている
・スマホアプリ:便利だけど、予測精度は最大でも21%程度
回数が多ければ問題なしですが、そうでなければ病院で調べてもらうタイミング法がおすすめです。
意外と知らない!妊活の誤解
・射精後の体位維持:実は精子は射精後15分以内に卵管まで到達するので時間がたってからでは意味がありません
・夫婦生活の体位:妊娠率への影響を示す証拠はありません
・潤滑剤の使用:一般的な使用では妊娠率への影響はないとする研究が多いです
最後に一言
妊活は楽しみながら。ストレスは性的満足度や夫婦生活の頻度を下げてしまう可能性があります。あまり気負いすぎず、2人のペースで進めていくことが大切です。
※このガイドラインに沿っても妊娠されない場合は、医療機関での検査をお勧めします。