
こんにちは。宝塚市の妊活鍼灸院ひろせはりきゅう院の廣瀬純子です。
今回は私の妊活の記録について書きたいと思います。40歳、結婚1年後から始めた1年半の妊活で双子を授かることができました。自分に続けられることを選んで「今やらなきゃ後悔しそう」と思うことで取り組めました。
妊活中に取り入れたこと
1. 鍼灸に通う
不妊治療の薬でめまいやほてりの副作用に悩まされていましたが、鍼灸に通うことでこれらの症状が解消されました。身体の巡りが良くなったようで、心身ともにリラックスできる時間にもなっていました。緊張しやすく身体に力が入りやすいタイプの人は緩めることが何より大切です。
2. 通勤手段を変更
可能な範囲で通勤を自転車に切り替えました。適度な運動が血流を良くし、ストレス解消にもなったと思います。無理のない範囲で身体を動かすことを心がけました。
3. 食生活の見直し
添加物をできるだけ取らないよう意識しました。完全に排除するのは難しいですが、成分表示を確認して選ぶ習慣をつけました。自然な食材を中心にした食事を心がけるようになりました。
元々添加物を気にしない家庭で育ちましたがこの時に切り替えられたことが現在の健康にも大いに役立っています。
食パン、めんつゆ、出汁、漬物などは自分で作るようになり買わなくなりました。
マーガリン、サラダ油の使用もやめました。
そういうと丁寧な暮らしのように聞こえるかもしれませんが単に添加物の含まないものを買いに行くのがめんどくさくなってしまったからです。
お休みの日に道の駅いながわなどドライブがてら美味しい野菜を買いに行くのも楽しかったです。
4. 病院でのサポート
病院での検査によって自分の身体の現状を正確に把握できたことが大きかったです。ホルモン値や卵巣機能、子宮の状態など、数値やデータで自分の状態を理解できたことで、漠然とした不安が具体的な「取り組むべきこと」に変わりました。
いわゆる「原因不明の不妊」にだったのかも知れませんが体調がよくなれば変わるかもという期待も持てました。不明じゃないな年齢だなと思い今しか挑戦できないからやる!と思って病院に行っていました。
最初に行った病院の医師からは年齢を考慮した治療プランを提案してもらい、自然妊娠を試みる期間やタイミング法など、段階を踏んで進められました。それぞれのステップで十分な説明を受け、納得して取り組めたことが精神的な支えになりました。説明を受けて、のんびりしている場合ではない!と認識できました。
少ししんどくなり始めたころ、体外をやっている病院に変わった方がいいと医師から転院をすすめられ、転院先では少しの間ステップダウンしたことで行き始めた鍼灸も手伝って体力が回復しました。
5. 十分な睡眠
「よく寝る」というシンプルなことを意識しました。質の良い睡眠は心身の健康に直結します。特に妊活中はホルモンバランスも影響するので、睡眠環境を整えることに注力しました。元々ロングスリーパーなので寝ないと体調が保てないこともあり頑張らなくてもできました。
6. 漢方薬を試してみた
1周期だけでしたが四物湯という漢方薬を試したところ、体温がしっかり上がりました。私の体質に合っていたようです。長期的な効果は分かりませんが、身体の変化を感じられたことはポジティブでした。
7. お酒は控えめに
お酒は週末だけに制限しました。平日は飲まないというルールを作ることで、体に負担をかけないよう心がけました。
8.基礎体温をつける
やる前はめんどくさいと思っていましたが、病院に持っていかないといけなかったので続けているとすぐに習慣化しました。めんどくさいと思うほどの労力でもないかなと感じられるようになりました。寝てるだけで勝手に測ってくれるんだからねと。
仕事との両立
当時はパートとして平日毎日働いていました。日によって朝早かったり昼早く終わったり。仕事と妊活の両立は決して簡単ではありませんでしたが、妊活中心で動けるようにパートで働いていました。忙しい日々の中でも、自分の体調を最優先に考え、無理をしないよう心がけました。仕事をしながらでも、コツコツと続けられる妊活があることを実感しています。仕事によって距離や診療時間が合わず通いたいけど難しい病院もあるんだという経験もしました。
手軽にできることの大切さ
振り返ってみると、特別なことや極端なことはしていません。日常の中で無理なく続けられることだけをやりました。しかし、これらの「手軽にできること」も実際には継続するのが難しく、やらない人も多いのが現実だと思います。
私がこの体験を共有したいのは、「やらなかったことで後悔してほしくない」という思いからです。妊活の道のりは人それぞれですが、「もっと早くから始めていれば」「あのとき試してみれば良かった」という後悔だけは避けてほしいと思います。たとえ小さなことでも、自分のためにできることを始めることで、未来の自分に選択肢を残してあげられるのではないでしょうか。また、やりきることで未来の自分が振り返らずに進んでいけるのではないでしょうか。
40歳という年齢は決して妊活に有利とは言えません。それでも諦めずに、できることから少しずつ取り組むことで可能性は広がるのだと実感しています。
最後に、妊活中の皆さんへ。完璧を目指さず、自分にできる範囲で良いので何か一つでも始めてみてはいかがでしょうか。小さな積み重ねが大きな一歩につながることもあります。皆さんの妊活の道のりに、少しでも参考になれば幸いです。