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ひろせはりきゅう院

カンジダ膣炎について知っておきたいこと〜症状と不妊との関係〜



こんにちは。宝塚市の妊活サポート鍼灸院 ひろせはりきゅう院です。
今日は、多くの女性が一度は経験するかもしれない「カンジダ膣炎」について書きます。

デリケートな話題ですが、実はとても身近な症状なんです。「これってそうなの?」と思っている方や、不妊との関係が気になっている方の参考になれば嬉しいです。

カンジダ膣炎ってどんなもの?

カンジダ膣炎は、カンジダという真菌(カビの一種)が膣内で増えすぎてしまうことで起こります。カビと聞くと驚かれるかもしれませんが、実はこの菌、普段から私たちの身体に住んでいる常在菌なんです。

疲れやストレス、体調不良などで体の抵抗力が落ちた時に、膣内のバランスが崩れて症状が出てしまうんですね。

こんな症状、ありませんか?

カンジダ膣炎になると、こんな症状が現れることがあります。

我慢できないくらいのかゆみ
これが一番つらい症状という方が多いです。夜も眠れないほどのかゆみを感じることも。

おりものの変化
白っぽくてポロポロとした、カッテージチーズみたいなおりものが出ます。量も増えることがあります。

ヒリヒリとした痛み
外陰部が赤く腫れて、ヒリヒリとした灼熱感を感じることがあります。

その他の症状
排尿時の痛みや、性交時の不快感を感じる方もいらっしゃいます。

特に生理前後に症状が強くなりやすいのも特徴です。ホルモンバランスが変化する時期なので、膣内環境も影響を受けやすいんですね。

実際に症状が改善した方の例

先日、当院に相談に来られた40代の患者さんの例をご紹介します。

その方は半年ほど前からカンジダ膣炎を繰り返していて、痒みが強い時に使うお薬を処方されていて、実際に使用されていました。

2か月前から不妊治療のために体質改善を目指して当院で鍼灸を始められました。

鍼灸では、身体全体の巡りを良くし、免疫力を高めることを目標に施術を行います。この方の場合、およそ週に1回のペースで通院を開始。

1カ月ほど経った頃から、「そういえば最近かゆみが出ていないかも」と気づかれたそうです。それまで頻繁に感じていたデリケートゾーンの違和感も減っていき、「痒みを感じなくなり薬の使わなくなりました。」と喜びの声をいただきました。

睡眠も良くなってきているそうです。体質が整うことで、カンジダが繰り返しにくい身体に変化してきたのだと思います。

もちろん、鍼灸がすべての方に効果があるわけではありませんが、体質改善を通じて症状が落ち着くケースもあるんですね。

「治る」の?「治らない」の?

「カンジダって治らないんじゃ…?」と心配されている方もいるかもしれません。

安心してください。カンジダ膣炎はきちんと治ります

婦人科で処方されるお薬を使えば、多くの場合1〜2週間で症状は改善します。ただ、体調を崩したり疲れが溜まったりすると再発しやすいのも事実。「治らない」のではなく、「繰り返しやすい」というのが正確な表現かもしれません。

繰り返す場合は、お薬での治療に加えて、体質改善や生活習慣の見直しも大切になってきます。

自然に治ることもあるの?

軽い症状であれば、自然治癒することもあります。体の免疫力が回復して、自然とバランスが整うケースです。

でも、やっぱり我慢するのはおすすめできません。

症状が長引いたり悪化したりする可能性もありますし、他の病気と区別することも大切です。早めに婦人科を受診して、適切な診断と治療を受けることが、一番の近道だと思います。

パートナーにうつるの?

「性行為でパートナーにうつるんじゃないか」と心配される方も多いですよね。

カンジダ膣炎は性感染症ではありませんが、性行為を通じてうつる可能性はゼロではありません。男性の場合、感染しても症状が出ないことが多いのですが、まれに亀頭炎などを起こすことがあります。

症状がある間は性行為を控えめにして、パートナーにも症状が出たら一緒に治療を受けることが大切です。お二人で健康を守っていきましょう。

妊娠中はどうなるの?

妊娠中は、ホルモンバランスの変化で、カンジダ膣炎になりやすい時期です。妊婦さんの約3人に1人が経験すると言われています。

「赤ちゃんに影響があるのでは?」と不安になるかもしれませんが、妊娠中でも安全に使えるお薬があります。必ず医師に妊娠していることを伝えて、適切な治療を受けてくださいね。

出産時に赤ちゃんにうつる可能性はありますが、多くの場合、問題なく治療できますので、過度に心配しなくて大丈夫ですよ。

不妊との関係が気になります…

妊活中の方にとって、一番気になるのはこの点かもしれませんね。

結論から言うと、カンジダ膣炎が直接的に不妊の原因になることは、あまりないと考えられています。

ただ、こんな間接的な影響は考えられます。

  • 症状があると性行為が難しくなり、妊娠のチャンスが減ってしまう
  • 膣内のpHバランスが変わって、一時的に精子の運動率に影響が出る可能性がある
  • 他の感染症と併発している場合、それが不妊に関係することがある

だからこそ、症状があったら早めに治療することが大切なんです。自然治癒を待つよりも、しっかり治る治療を受けて、安心して妊活に取り組める環境を整えましょう。

最後に

カンジダ膣炎は決して珍しいものではありません。多くの女性が経験する、とても身近な症状です。

一人で悩まず、気軽に婦人科を受診してくださいね。適切な治療を受ければ、つらい症状から解放されますよ。

そして、繰り返す症状にお悩みの方は、体質改善という視点も取り入れてみてはいかがでしょうか。

症状でお悩みの方へ

✓ デリケートゾーンのかゆみが続いている
✓ おりものに変化がある
✓ 何度も繰り返してしまう
✓ 妊娠を考えているけど症状が気になる
✓ 体質改善から取り組みたい

そんなお悩みがあれば、ぜひ一度ご相談ください。

当院では、女性のデリケートなお悩みに寄り添った施術を心がけています。カンジダ膣炎を繰り返す方には、鍼灸による体質改善もサポートいたします。プライバシーに配慮した施術室で、じっくりとお話を伺います。

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