
1年半ほど前から通ってくださっている患者さんです。
初めてのご来院時 28歳
中学生の時に緊張とうつ病を発症し、以降10年にわたり精神科に通院しお薬を飲んでおられました。
眠りすぎる、頭が重い、胸が苦しい、耳鳴り、首・肩・背のこり、背中が痛くなるなどの症状とつらい疲労感に悩んでおられました。
心身ともに敏感なタイプの患者さんです。
最近ではほとんど飲むことなく過ごされているようで、ゆっくりと元気になってこられたなあとうれしく思っています。
お薬は必要があって処方されているのでお医者さんの了解なしに辞めてしまうと危険です。
飲んでいると「病気なんだ。」とネガティブな感情を抱いてしまうこともありますが、いずれいらなくなるようにしたい意思を病院できちんと伝えて様子を見守ってもらうことが大切です。つらいときはお薬があるから乗り切れるんだと私は思っています。
ご自身の心身がつらくなりすぎる前に、身体の変化や自分の心の状態がよくわかるようになれば無理をしなくて済むようになります。
とてもまじめな人が多いので「まあいっか」と思えることがお薬になることも。
お話しながら鍼とお灸で身体を緩めることを続けています。
つらい生理痛のケアも一緒にさせていただいています。
とにかく腰が痛い!
というようなはっきりした症状でなく、この方のように複数の症状がある場合のお身体に鍼灸をお勧めします。