ひろせはりきゅう院は不妊治療中の患者さんが多いのですが、ずっと通ってくださっている患者さんの中に乳がんの抗がん剤治療の副作用緩和のために来院されている方がおられます。
鍼灸を受けると手足のしびれが改善され楽になるといって通っていただいています。痺れがあると包丁を使うのが怖いと言われます。
他にもお顔の発疹や胃腸の不調などの症状もありました。
2か月前に違う抗がん剤に変更された後、発熱・肝機能低下・腹水・黄疸の症状が出て10日間入院されその後また来られるようになりました。
白血球(好中球)の値がひどく下がり、免疫力がかなり低下してしまったと言われました。
数回今までと同じ施術をして様子を見させてもらい、その後患者さんに説明した上で了解を経て刺絡という鍼灸の施術をさせてもらいました。
その次の回で白血球の数値が大幅に回復したと喜んでお礼を言ってくださいました。
白血球が減少すると感染症のリスクが著しく高まります。
抗がん剤の治療は薬剤により癌細胞を攻撃しますが同時に大切な免疫システムにも損傷を与えます。でも命が助かるには優先する必要があります。
西洋医学でも東洋医学でも何かそれを補完できるものがあればQOL(生活の質)を保つことが出来、不快感も少なくなり病に対して前向きな気持ちで向き合えます。
このような形でお役に立てることに心から喜びを感じます。効果については個人差もありますがこのようにつらい治療を頑張っている多くの人のお役に立てればうれしいです。
現在猛威を振るっているコロナウィルスの予防にも免疫力をあげる鍼灸は大いに役立ちます。
市販のお灸を使って自宅でのセルフケアもできますよ。