寒くなってきました。
冷え性の人には一層辛い季節です。
ひろせはりきゅう院に来られる患者さんに多いのが冷えやむくみの強い人。
年齢関係なく、こどもちゃんや中高生の女の子にも冷えが強くて足の爪の色が青や紫色の子が多い。
冷えやむくみが強いのは身体の中の水分をうまく処理できたいないからだと東洋医学では考え、「痰湿(たんしつ)」と呼んでいます。
身体の中には余分な水分があふれて気血の流れが悪くなっている状態です。
- 手足が冷たい
- むくみがある
- 鼻水や痰が出る
- 口の中がねばねばしている
- 唾液が多い
- 胸が重苦しい
- 喉はよく乾くのに飲み物をあまり飲みたくない
- 雨の日や湿気の多い日は体調が悪い、気分がすぐれない
- めまいや耳鳴りがする
- 夏が苦手
さて、いくつか当てはまるものがありましたか?
そのような症状をよくする方法は
- 身体を冷やさない、温めるような生活を心がける
- 身体を動かし汗をかく
- 睡眠を充分にとり今日の疲れは明日に持ち越さない
- お風呂にゆっくりつかる
さて食べ物は?
「食べ物に気をつける」となると身体にいいものをあれこれ探して買ってしまいがちです。普段の食べ物を良質なものに変えていくのは大切なのですが「買う」ことに満足を覚えてしまうとそれでおしまい!になって良くない食習慣はそのまま。。。
何も変わらないからまた何か探してしまいます。前の何かが合わなかったのかもしれませんが、前の何かは十分効果のあるものなのに台無しにしてしまう食習慣がそのまま、、、なパターンは結構あるなと患者さんのお話を聞いていて思うことがあります。
そうするとずっと探し続けなければなりません。トライアンドエラーが終わらない。。。
だから「やめる」。
プラスするのではなく、マイナスにする。
- 脂っこいもの、塩分の多いもの
- 炭酸飲料、お酒
- 乳製品
- 山芋、長芋、納豆、オクラなどのねばねばするもの
- パン、麺類(小麦製品) グルテン質という意味合いでは粘るものにはいるのかも?
- マーガリンやショートニングなどのよくない油(パンやお菓子の成分表示はよく見てください)
- 甘いもの
などの摂取を抑えましょう。
これらの中には身体にいいもの、妊活にいいものも含まれています。
ここで述べているのはあくまで「冷えやむくみを改善する東洋医学的な方法」です。むくみにはよくないけど全てが身体に悪い訳ではないのです。
西洋医学の栄養学ではむくみ改善に良いカリウムやマグネシウムの多い食べ物として納豆やオクラ、モロヘイヤなどを薦めています。
ここで考えるのは
「どうなりたいか?」。
何を最優先するのかで取り組み方が違いますよね。
「キツい」と思われるかもしれませんが覚悟して言います。
あれこれ買うよりパン食べるのやめなはれ。パンやめたくないからってあれこれ足すのもやめなはれ。
最優先はパンですか?むくみですか?妊活ですか?
もちろんパンに限ったことではありません。
パンだっておやつ程度に食べるくらいだったら大丈夫。
全てをゼロにすることを薦めているのではありません。
今より減らしましょうと言っているのです。
食べ物以外で自分の気分が上向きになるものにお金を使って食べ物はまずは「やめてみる」をやってみましょう。