
こんにちは、宝塚で妊活サポートを行っているひろせはりきゅう院です。妊活中の皆さんにとって、基礎体温の測定は排卵日の予測や体調管理に欠かせないルーティンですよね。でも、きちんと測っているはずなのに、なぜか基礎体温が安定しないことってありませんか?
今回は、見落としがちな基礎体温が乱れる原因と、その対策についてお話しします。基礎体温の変化から気づける体調のサインについても一緒に見ていきましょう。
1. 睡眠の質と睡眠時間帯の変動
原因
睡眠時間が短すぎたり、寝る時間がバラバラだと、体内リズムが崩れて基礎体温の値に影響します。特に3時間未満の睡眠では、正確な基礎体温が測れないことが多いんです。また、夜勤や交代制勤務で生活リズムが不規則になると、体温調節がうまくいかなくなります。
対策
- できるだけ毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きる習慣をつける
- 最低でも5~6時間はまとめて眠る
- 夜勤明けなど、睡眠時間が極端に短い日は基礎体温表に「特別な事情」としてメモしておく
- 寝る1時間前にはスマホやパソコンを見るのをやめる
基礎体温から気づけるサイン
基礎体温が普段より低めで、高温期と低温期の差が小さいときは、睡眠不足や睡眠の質低下のサインかもしれません。また、グラフが全体的にデコボコしている場合は、生活リズムが乱れているかも。基礎体温表を見て「最近ガタガタしてるな」と感じたら、睡眠を見直してみましょう。
2. 環境温度の変化
原因
季節の変わり目やエアコンの設定温度によって、寝室の温度が大きく変わると基礎体温に影響することがあります。特に冬は布団から出た瞬間に身体が冷え、夏は汗をかくことで、正確な測定が難しくなってしまいます。
対策
- 寝室の温度をなるべく一定に保つ(16~19℃くらいがベスト)
- 季節に合わせた厚さの掛け布団を使う
- 測定前に身体を動かしすぎないように気をつける
- 冬場は布団の中で体温計を準備し、なるべく動かずに測る
基礎体温から気づけるサイン
特に夏から秋への移行期に、生理が始まっても基礎体温が下がりにくい場合は、季節の変化に身体がうまく対応できていないサインかもしれません。この時期は体温調節機能が不安定になりやすく、冷えによる体調不良を起こしやすい状態です。そのため、積極的に身体を温めるケアを始めるタイミングと考えましょう。ひろせはりきゅう院ではお灸を積極的に使うなど冷への対策を鍼灸で行っています。
3. 隠れた炎症や感染症
原因
歯周病や副鼻腔炎、膀胱炎など、あまり自覚症状のない慢性的な炎症があると、それが体温上昇の原因となり、基礎体温の波形が乱れることがあります。特に高温期に急に温度が上がる場合は、どこかに炎症が隠れているかもしれません。アレルギーを起こしている可能性も考えられます。
対策
- 定期的に歯科検診を受ける
- 体調が少しでも悪いと感じたら早めに病院へ行く
- 基礎体温が通常よりも0.3℃以上高い状態が長く続く場合は、病院で相談する
- 普段から免疫力を高める生活を心がける(十分な休息、バランスのとれた食事)
基礎体温から気づけるサイン
低温期に37.0℃近い高い体温が続いたり、高温期に37.5℃以上の日が続く場合、身体のどこかで炎症が起きているサインかもしれません。自覚症状がなくても、基礎体温表を見て「いつもと違う」と感じたら、病院や歯科検診に行くタイミングです。特に抗生物質が必要な感染症を早く見つければ、妊活への影響も小さく抑えられます。妊活中の体調管理は鍼灸で。宝塚のひろせはりきゅう院にお任せください。
4. ストレスとホルモンバランス
原因
心のストレスは自律神経に影響し、ホルモンバランスを崩すことがあります。特に仕事や人間関係での強いストレスが続くと、排卵が遅れたり、高温期と低温期の差が小さくなったりすることも。また、甲状腺の働きに問題がある場合も、基礎体温が安定しにくくなります。
対策
- リラックスする時間を毎日作る(お風呂、ヨガ、瞑想など)
- 「きれいな基礎体温グラフ」にこだわりすぎない気持ちの余裕を持つ
- 必要に応じて甲状腺の検査を受ける
- 基礎体温を記録するときに、その日のストレスや気分もメモしておく
基礎体温から気づけるサイン
高温期が短い、低温期が長い、排卵日が毎月バラバラなどの兆候がある場合、ストレスが影響しているかもしれません。また、普段30~33日周期だった方の周期が突然40日以上に伸びた場合、心と身体のストレスが排卵を遅らせている可能性があります。基礎体温表を振り返り、不規則な部分があるときは、その時期の生活や仕事を思い出してみましょう。
さらに、全体的に基礎体温が低め(低温期が36.2℃未満など)の場合は、甲状腺機能低下症のサインかもしれません。甲状腺ホルモンは代謝や体温調節に関わるため、基礎体温から甲状腺の問題に気づけることもあります。
まとめ
基礎体温が乱れる原因はさまざまですが、意外と日々の生活の小さな変化が影響していることも少なくありません。完璧を求めすぎて、基礎体温測定自体がストレスになってしまっては逆効果です。
基礎体温表は、排卵日を予測するだけでなく、あなたの健康状態を映し出す「身体の鏡」でもあります。毎日測り続けることで、自分では気づかなかった体調の変化に早く対応できるようになりますよ。
まずは上の対策をできるところから少しずつ取り入れてみて、3ヶ月ほど続けても基礎体温が安定しない場合は、婦人科を受診することをおすすめします。医師に基礎体温表を見せることで、より適切なアドバイスをもらえるでしょう。
宝塚で妊活中の方は、当院の鍼灸もぜひお試しください。東洋医学の観点から体質を整え、自然な妊娠に向けたサポートをいたします。基礎体温が安定しないお悩みも、一緒に解決していきましょう。
基礎体温の測定は、自分の体調を知るための大切な習慣です。ぜひ長く続けていきましょうね。