こないだからご来院の患者さん、大人のアトピーでお悩みでした。問診時「1日に何度も甘いお菓子を食べる。」「胃が弱い。」と伺い、ちょっとお砂糖の接種を控えめにしていただくことにしました。
漠然とやっていたのではせっかくの効果も自覚しにくいので
次のご来院までこのような表をお渡しして食べたものと体調を記録していただきました。
そして2回目のご来院日に
「てきめんやったわ!甘いもの控えたら痒みがずいぶんマシになってん。」と言われました。
今後は「甘いものを食べちゃいけない」ではなく、「回数を減らしたりお砂糖の種類を変えたり果物に置き換えるわ!」とご自身で答えを導き出されました。この患者さん凄いな~と感心しました。
同じアトピーでも農薬がダメ、食べ物がダメ、乾燥がダメ、湿気がダメなど人によっておこるきっかけは違います。病院に行くと皮膚の状態によってお薬のレベルを決められ、肌は早く治る。しかし上に挙げたようなきっかけがあるとまた出現するので再発予防っていうのは東洋医学のような補完医療やセルフケアのほうが得意なのかなという気がします。検査やお薬や手術はひと先ず症状を抑止して解決するには必要不可欠です。何事もケースバイケース。
東洋医学をやっていると
「この人は何でこうなったのかな?」
と考えるようになります。
まずその人に起こった現象を片っ端から聞いたり観察したりします。
そして原因である「何か」を探します。
「何か」は元気な時には何ともなくても元気じゃない時には「何か」が原因でしんどくなる。
では「何で」元気がないのか???と感情に至るまで掘り下げていきます。掘り下げていきますがここからはご本人の領域。ご自身が気づかれたら身体の不調の糸口も見つかります。
感情は時に身体を揺さぶります。
私は感情をどうこうしません。患者さんがそれを望んでいるかどうかもわかりませんし、それはココロの専門家がやることです。
お話を伺ったりバカバカしい話をして身体やココロのおもりを落としていってもらえたらいいな。
掘り下げて、掘り下げて、掘り下げて、、、「あとは頑張ってな。」ってさあ。。。
ちょっと無責任にも見えますが
自分で出した答えや自分で見つけたものの方が強い信念に辿り着くと思っているのです。
人から言われたことよりも。
これがひろせはりきゅう院流の東洋医学です。
何でこうなったんだろう?何でこう思ったんだろうね?じゃあどうしよっか?の医学です。