先日美容鍼にいらっしゃった患者さんと、実のお母さんについて色々お話を伺いました。
母と娘。姉妹・兄弟の構成によっても変わってきますが、幼少期から大人にっても濃い独特な結びつきがあるように思います。
というのも、現在我が家(実家の方ですが)でも大きな出来事があり、姉妹間で困りごとを話したりすることも増えている状況下にあるから、そんなふうに思うのです。
以前に買ってパラパラと読んだこの本。
母や妹と顔を合わせる機会が増えた今、もう一度読んでみました。
タイトルこそ強烈ではありますが、何も事件や犯罪やはっきりとした虐待の話ではなく、「非言語の圧力」みたいなケースが多く述べてありました。
無意識下に於いて、親が自分の苦しみを子供で解消していることや、良かれと思ってやってしまっていることなどについてが多かったです。
これが将来私と子供の間に起こるのかも?と思うと子育てって本能の赴くままにやっていたら、ちょっと怖いことになってしまうかも?と感じました。
さて話は戻り、子は大人になり、親子の「お世話する側」と「お世話される側」が逆転したときに両者の間に生まれるストレス。
このストレスの正体ってなんなのだろうな?という疑問が湧いてきました。
フツーの家庭で、親子共々互いに愛情と感謝の気持ちはもちろんあります。
もちろんあるけど、、、なんかお互いザワザワする感じのストレス。
思ったことを言葉にできないからでしょうか?それとも同性だからはっきりと遠慮がなく思ったことを言いすぎるからでしょうか。どちらか?ということではなく、この2つが複雑に絡み合っているように思います。
言われたくないことを言ってくる。
言って教えてほしいことを言わない。
形は様々です。
まずは自分を満たすこと
がいかなる時も大切なんだという結論に至りました。
現在の年齢になって、大人・親というものがいつも正しい人間ではないということはわかりました。自分だってまだ子供っぽいところがいっぱいある。わかっていても、モヤモヤしてしまいますよね。
だからこそ自分が自分として穏やかでいることが1番大事なのだと思いました。
まずは自らの力で自分を育て直していかなければ足元が弱いままです。
なんだか読書感想文みたいになってしまいましたね。
その患者さんも話しておられましたが、話してスッキリできる友達や兄妹、場所、とても大切です。
美容鍼は気持ちが前向きになれる施術だと思っています。
お身体を良くする一般鍼灸も前向きになれる施術です。
調子が良くなれば同じ出来事が起こっても、自分の気持ちや行動が変わってきます。
鍼ってそんなお役にも立てるんですよ。