出産ジャーナリスト河合蘭さんを囲んで妊娠・出産のお話を聞く会に参加してきました。
数年前、近所の図書館で本を探していた時に
[amazonjs asin=”4062579766″ locale=”JP” title=”不妊治療を考えたら読む本 科学でわかる「妊娠への近道」 (ブルーバックス)”]
こちらを見つけて借りました。読んでみるといつもの鍼灸治療で患者さんが知りたがっていることがとっても詳しくわかりやすく載っていて、しかも出版されたのが最近の本!不妊治療は最先端技術。情報は常にアップロードされているから新しい本が良いのです。
私にとっても大変勉強になり、この本は手元に置いておきたいと思い即購入しました。
以来読んだ方がいいなーという患者さん何人にもお貸したところ、皆さん口をそろえて「この本すごくいい!自分で買います。」と言ってくれました。
元々カメラマンでもある出産ジャーナリストという肩書の河合蘭さんは不妊治療だけではなく綿密な取材の妊娠・出産の記事をたくさん手掛けておられます。
この度大阪で助産師の林祐子さん主催で蘭さんを囲んでの茶話会が開かれると聞き、東京で活躍されている蘭さんにお会いできるなんて!しかも近距離で!こんな機会はもうないかもしれない!と参加させていただいた次第です。
お話の中で興味深かったのは
日本人が出産したくない理由の多くは「育てる自信がない」「大変そう」で、これはほかの国では見られない現象とのこと。
アメリカなんかは「今のライフスタイルに満足している」「子供を持つことに関心がない」などという理由でどちらかというとポジティブ。
不妊治療中・産後の日本女性の働き方、無痛分娩がポピュラーになりつつありお産が「怖くて痛いもの」というイメージの刷り込み、身近に子供が少ない、子供が欲しいかどうかよくわからず年齢や周囲のプレッシャーで不妊治療に進んでしまう人…
多くの問題をはらんでいるからこそ、この少子化なんだなと感じました。
茶話会中に映し出される写真、蘭さんが撮影されたものでしたがキラキラ脚色したものではなくその人の真正面からその人を見据え「本質」が強くゆっくりと伝わってくる写真だなと思いました。
ずっとお会いしたかった林さんを始め、思いがけない再会や出会いがあり本当に良い機会をいただきました。
心に栄養を与えてくれるような茶話会ありがとうございました。