
健康的な生理はおよそ28日程度なのですが、「なぜかこの頃予定していた日よりもずっと早く生理が来る!」「人より生理周期が短いみたい。」という現象について説明いたします。
東洋医学では生理周期が短いことを「経早」といいます。いつもと比べて7日以上早く生理がくる、または21日以下の周期のことを指します。
なぜ起こるかというと
ストレス(怒り・イライラ)や辛いものの摂りすぎや長く病気にかかっていたりすることで身体の「熱」が過剰になったり、ストレス(悩み)や食生活の不摂生で体力不足によりいわゆる高温期(黄体期)を維持できなかったりという理由から起こります。
熱が原因のものは
舌を見ると赤っぽかったりやや黄色がかっていることが多いです。
喉がよく乾き、鮮やかな赤色もしくは紫がかった粘りのある経血が出ます。熱を持っているのでおしっこは量が少なく色も濃い黄色であることが多いです。
体力不足が原因のものは
舌色はどちらかというと薄く、息切れや倦怠感とともに起こり経血の量は多いが色は薄いものが出ます。
どのような人に起こりやすいかというと
閉経が近くなっている人です。そんなに汗かきではなかったのにこの頃汗がたくさん出るようになったなあというのも同じ原因です。更年期の前兆であり、
- 月経が早く来る
- 時々無排卵が起こる
- 月経が2、3か月に1回と少なくなっていく
- 月経が1年以上来ない状態
このような順序を追って閉経します。
もしあなたが今妊娠を考えている状態なら、更年期が来るのをは先延ばしにする必要があります。
そうでない方も更年期の諸症状を和らげて穏やかに過ごせるようにしたいですよね。
もちろんまだ20代から30代で上記のイライラが原因のものなどはそれを解消すると妊娠への心配も必要なくなります。
毎月当たり前になっている生理ですが少しの変化で自分の身体のことがわかります。
妊娠を考えていない人もご自分の生理周期や様子をしっかり観察してみてください。