鍼灸の専門学校時代、開業している講師の先生から
「同じ症状や同じ病気の人が同じ時期に固まって来院するよ。」と聞いていましたが、
それを現在実感しております。
甲状腺機能亢進症「バセドウ病」の患者さんが何故か数人同じ時期に来られています。
お1人は妊活中の方で今は前ほどは症状が気にならないと言われています。
2人はこの病気特有の症状の辛さを改善したいと来られています。
もう1人は妊活前の体調改善に来られています。
甲状腺機能亢進症「バセドウ病」の主な症状
- 怒りっぽくイライラ
- 暑さに弱い
- 汗を良くかく
- 体重が減る
- 筋力低下
- 眠れないことによる疲労
- 息切れ
- 高血圧
- 骨粗鬆症
- 脈拍が速い
- 不整脈
- 肝臓の病気
- 肝臓の腫れ
- PMSや生理不順などの月経トラブル
などです。
1つ1つは病気だと考えずに過ごしてしまいそうな症状ですが、眠れなくて身体は常に緊張状態で毎日を過ごすのは本当につらいことです。
鍼灸では自律神経の調整と、不快な症状の1つ1つにアプローチしていきます。
1回の治療で治るというものではなく、病院に行きながら鍼灸も受けていただくことをお勧めします。
ホルモンの病気なので自覚症状も大切ですが、検査数値が治療の指標になります。
日常生活に支障がない数値と不妊治療を行うのに相応しい数値(不妊治療はやや厳し目)が違います。
先々不妊治療するかも?という人には先駆けて鍼灸を受けることをお勧めします。