ひろせはりきゅう院ではお子様向けの鍼灸もおこなっています。
こどものためのはり「小児はり」とは?
こどもに行う鍼術です。
日本の「小児はり」は専用のはりを使い皮膚を軽く刺激(なでる・さする・軽くつつく)するやさしい鍼です。
江戸時代中期に大阪で始まったと言われています。
ご存知ですか?「近鉄針中野駅」の名前の由来も鍼灸と関係があるんです。大正時代に鍼灸師の中野家41代目が、大阪鉄道の開通に尽力し、そのお礼として開通時に鍼灸院の最寄り駅の名前を「針中野」にしたと言われています。大阪は昔から鍼灸が盛んだったんです。
小児はりは関西地方で長い歴史を持つ民間療法としてこどもの身体を守ってきました。
昭和中期まで小児はりは盛んに行われていました。
そのころは保険制度がなく病院に行くと高額だったため鍼灸の方が手軽にかかることが出来たのです。
その後国民皆保険となり西洋医学にとってかわられましたが、時代の変化によりお薬だけでは対応が難しいものへの手段として小児はりは新たに見直されています。お薬の症状のコントロールは長引くと親として辛くなりますよね。こどもだってそうです。お薬を飲んでいると自分が病気あると強く感じたり、受容できず、人には知られたくないなどの複雑な気持ちを抱いて過ごすことになります。
お薬は必要の必要性は人によって違うものです。
むやみに中断するのは危険です。
減薬については医師と相談してもらいながら進めていけたらいいと考えています。命や暮らしのことを考えるとやはり必要だとなることも考えられます。
鍼灸は「医療の代替」ではなく「一緒に取り入れること」で症状を和らげ、やがては減薬に至るという効果が期待できるものであります。
ふれるということ 心身一如 こころはからだ からだはこころ
優しくふれてもらうと心がほっとほぐれます。
「大切にされている」「相手から認められている」という自信につながり情緒が安定します。
成長過程で他者から触れられると自分の身体への発見や認識が出来るようになります。
人とのつながりの中で喜びを感じられるようになります。幸せなこどもに成長します。
脳内でオキシトシンという幸せホルモンが分泌され、身体が健やかに成長するために必要な内臓やホルモンの働きが活発になります。
今お困りの症状で親として心配なのは
- 長期にわたる薬の服用を避けたい、薬が切れた時の不穏な状態がつらい
- 原因がわからずどうしてよいかわからない
- 今、どうにかしたいのに「そのうち楽になる」「今だけの辛抱よ」というアドバイスしかもらえない
- とにかく困っているから何かできることをしたい
- 「虐待」という言葉を連想してしまってつらい
小児はりによって得られる効果
- 症状の改善 悪化の程度・症状の振り幅が小さくなる
- 情緒安定 気分や感情に変化を与えられる
- 病気の予防や免疫力の向上によって回復力を早める
- 身体のこわばりが取れ、深く呼吸できるようになり、体力の充実につながる
- 睡眠の質が上がり、腸などの内臓機能がよくなる
こんな症状の緩和に小児はりの効果が期待されます
- 夜泣き ・寝ぐずり ・イライラ ・ヒステリー
- チック ・奇声を発する・ よく泣く
- よく怒る ・爪を噛む
- 食が細い ・便秘 ・下痢 ・夜尿症 ・チック ・吃音
- 発達障害 ・喘息 ・風邪 など
こんな鍼を使います。
施術時間はおよそ5~10分ほどです。
こどもは大人と比べて刺激に対して大変敏感なのでそれぐらいの時間がちょうどよいと言われています。
小児はりは0歳から12歳までの小学生までのお子様を対象とさせていただいております。
経過を見ながら治療を進めていきたいので初回から1週間以内に2度目の治療にお越しいただけるようお願いいたします。
「今」困っている。「今」つらい。
もちろんこどものことは大好きでこの世で最も素晴らしい存在であるけれど。
なんだか一人ぼっちで頑張っている気がする。
「今だけよ。」「成長と共に解決するわよ。」と言われ続け、「今解決したいのに。」と思っていませんか?
こどもの不調が解決したら
外出しやすくなったり
ママも毎日しっかり眠れたり
育児を楽しいと思えるようになるんです。
楽しい思い出、笑っている写真が増えるんです。
一緒に解決できるようお力になります。
2018年9月よりかわにし@まちの保健室のメンバーとして参加いたします。
川西市・猪名川町近隣にお住まいの方は是非お越しくださいね。