木曜日のドラマ「隣の家族は青く見える」で妊活をめぐってのケンカシーンがありました。
旦那さんが「もう妊活やめようよ。」っていうケンカです。
ドラマの中では「苦しんでいる妻を見ているのがつらい。」という思いやり気持ちからのケンカでした。
似ているようで似てない、妊活中にありがちなケンカは
「そんなことしなくても妊娠できるのに。」
「そこまでしたくない」
「妻が毎日イライラしてるし口うるさいのが嫌だ。」
なんです。
これらの妊活夫婦喧嘩の場合は夫婦が見ている方向がちょっと違うなと感じます。
何で男性は同じ目線で見ていないかというと
なかなか妊娠できないと女性が実感しているのに対して
簡単に妊娠できる
って思いこんでいるからなんですね。
26歳~30歳で20%前後、30~35歳で20%を下回り、35歳からはどんどん低下していき40代を過ぎると1桁になります。
流産率も37歳を境に妊娠率よりも高くなっていきます。
このようなデータを男性にも見てもらいたい。
少しは温度差がなくなるかなと思うのですが。。。
ご主人が不妊治療のことを知らないまま奥さんだけ進んで行くと夫婦間の溝はどんどん深くなりケンカが多くなりやがては奥さんの心が折れてしまいます。
ご主人は妊娠することが難しいとは思っていないから、ついつい他のことを優先してしまうんです。
このような妊娠にまつわる情報をご主人に知ってもらったうえで、「こんな風にしていこうよ。」って夫婦で思いを同じくして進めていけたらいいなと思います。
それでもなかなか難しく、ケンカもなくなるわけじゃないのですが、同じ方向を向いているときと向いていないときではケンカの後味もずいぶん違いますよ。
少なくとも同じ方向を向いていれば夫婦の溝は深くならず、早く仲直りできます。
と、まあ、今日は患者さんのお話を聞いてちょっと心配になったので書いてみました。
ひろせはりきゅう院は35歳からの妊活のサポートに力を入れています。