先週・今週は移植の患者さんたちが多く、
「何食べたらいいですか?」
と、よく聞かれました。
「これ食べたら絶対!」はないのですが、
「ネットによく登場するのがパイナップル(根拠がないわけでもないんですがお守り程度に考えとく方が良いです)やマクドナルドのポテトLサイズやワタリガニのパスタやからジンクスとして食べとくといいかもよー」
とお答えしました。
その後インスタで色々見ているうちにふと他の国ではどんな妊活をしているのかな?と思い、英語やスペイン語で「子宮内膜」のハッシュタグを調べていると
やたらアボカドが出てくる。
キャプチャーを読んでみると「アボカド」について何も言ってないものもあったりして、、、
そして移植を控えたとある患者さんと話をするとクリニックの受付さんに
「以前私はアボカドを食べてたよー。」
って言われたそうです。
スーパーフードと異名をとるアボカド。
まあ身体にイイもんね。
ですが内膜界隈でこんなにも幅を利かせているのはなぜ?
調べてみると
- ビタミンE 抗酸化作用によるアンチエイジング
- 不飽和脂肪酸(オレイン酸) コレステロールを減らし血液をサラサラにしてくれる
- ビタミンB ストレスを和らげる。糖をエネルギーに変えてくれる。皮膚粘膜に栄養を与える。血液の健康を維持してくれる。
- 葉酸 赤ちゃんの成長を助ける。
- カリウム 卵子の質向上
- 食物繊維 お通じが良くなる
なかなかよいですね!
子宮内膜についてはビタミンBが一番関係あるのかな?と解釈することにしました。
しかしまあ、アボカドって高くはないけど切るとすぐ酸化してしまい、保存しにくいものです。
最近では冷凍のカットされたものも出回っていますがさほど使い勝手の良い野菜ではないなと思っています。
アボカドを使った料理がそんなに浮かばない。。
だから「いっぱい食べなきゃいけない」と思うんじゃなくて、ポテトチップスよりこっちの方がマシかな?とおやつとして食べるのがいいんじゃないかと思いました。過剰摂取もよくないので。
それだけをずっと食べるという食生活はあんまりよくないので、妊活に良いとされるものを一旦できる限り多くリストアップして、それをローテーションするくらいでちょうど良いような気がします。
スペイン語での検索でいっぱい出てきたというのも、産地であるチリなど中南米諸国はスペイン語圏なのでそのあたりで馴染みのある食べ物だからなのでしょう。
アボカドでアレルギーが出る人も割といるので食べ過ぎ注意!もちろんカロリーもしっかりあるから太ります。
もう見たくないわ!というほど食べるのではなく、楽しんで食べられる範囲でいただくのが良いですね。