そろそろ子どもがほしいなと思い、不妊治療のクリニックに行き始め、検査を一通り受けてみるも特に原因が見当たらず。
モヤモヤしますよね。
対策しようがない感じ、何をしたらよいのかもよくわからない感じ。
以後、妊娠できない身体なのかな?という不安がつきまとい、気づくと不妊治療のことばっかり考えてしまってませんか?
まず、年齢。AMH(抗ミュラー管ホルモン)は卵巣の予備能であとどれくらいの期間妊娠できるのか?がわかります。ここで年相応と言われたとして30代後半から40代という数値が出たとすれば「原因不明」だと悩んでないで夫婦で話し合い、しっかり治療計画を立てて、限りある時間の中で出来ることをしっかりやった方がよいですね。
ここで初めて意識するのが体質改善。食事・運動・睡眠。鍼灸もこのカテゴリーに入ります。これらはとても大切。
食べ物は身体の血液や細胞の材料、卵子や精子の材料です。高いものをわざわざ買って食べなくても和食中心(魚、おにぎりと味噌汁が基本)でOK。
運動は歩く。駅などで階段を使う、スーパーの駐車場はちょっと遠いところに停めるなどの工夫をすれば多くの時間を使わなくても可能です。
睡眠は早寝早起き。ご主人の帰りを待って遅くに晩御飯を食べていませんか?素晴らしいことだと思います。でも「今私が望んでいることって?」と考えてみてください。「私」が「優先」したいこと、赤ちゃんがほしいが1番に来るならちょっと考えなおしてください。必ず主語は「私」で考えてください。
鍼灸は食事・運動・睡眠で満ち足りた身体にはとてもよく反応してくれます。そして病院でのお薬の効きがよくなったり副作用や不快感が軽減します。
原因不明を憂うよりもこれらをきちんとやって、後は「いい気分ですごす」ことが何より大事です。
人の集中力には波があり、長く続けると浮き沈みは必ず出てきます。鍼灸を開始して身体が変わるのには3か月はかかります。生理が長い人、採卵で卵子がとれない人、いい卵子が沢山あっても凍結できない人、着床しない人、それぞれにかかる時間は違います。ついネットで他人と比べてしまいますが、「私」は「今の私の身体」を妊娠に近づけていくことだけ考えてください。ネットには参考になることも沢山見つかりますが、その人の身体は「今の私の身体」と違います。
自分以外の人の人生を生きないでください。
主語は必ず「私」です。