
妊活患者さんから発熱とご連絡がありました。
インフルエンザかもしれない、、、と。
多分もうすぐ採卵なので不安だろうなあと思い何通かLINEでのやり取りをさせていただきました。
不妊治療中は皆さん体調管理を徹底されていて、風邪もひかないようにかなり気を付けられています。
採卵・移植当日に高熱があると中止するところもあるようですが、まだ日があるなら調べたくて気になる気持ちをぐっと抑えて、しっかり休息をとってください。
インフルエンザやコロナウイルスなどの発熱を伴う感染症と妊活への影響
発熱を伴う感染症にかかると、以下のような影響が考えられます:
- 高熱による卵子・精子への一時的な影響 体温が38度以上に上昇すると、卵子の質や精子の生成に影響を与える可能性があります。特に精子は高温に弱く、造精機能が一時的に低下することがあります。採卵に関しては悩ましい所ですね。
- 体力の消耗 感染症との闘病により体力が低下すると、妊娠・着床に適した体調を整えるのに時間がかかることがあります。まだ日があるならしっかりと回復に専念してください。
採卵・移植治療への影響
体外受精やICSIなど、採卵や胚移植を予定されている方は、特に以下の点にご注意ください:
- 採卵への影響 発熱のある感染症に罹患すると、卵胞の発育に影響を与える可能性があります。治療周期の途中で感染症にかかった場合は、延期することも視野に入れて主治医としっかりとご相談ください。
- 胚移植への影響 移植予定の方が感染症にかかった場合も、まずは体調回復を優先してください。移植の延期もご検討ください。発熱や感染症の症状がある状態での移植は、着床率の低下や妊娠初期のリスクにつながる可能性があります。
ご自身の回復具合に合わせて
皆様それぞれ回復のペースは異なります。焦らず、ご自身の体調に耳を傾けながら、その後の不妊治療を考えていきましょう。
特に体外受精などの高度生殖医療を受けていらっしゃる方は、一回の治療に大きな期待と費用がかかっていることと思います。しかし、ここで無理をして治療を続けることは、かえって良い結果につながりにくい場合があります。
「こんな状態で妊娠できるのかな?」という不安が採卵や移植後も続きそうだなと思ったら思いきって延期してください。特に移植は「もどす時期を選べる」というのも大きなメリットです。
宝塚市山本のひろせはりきゅう院の鍼灸でできること
当院は皆様の体調が完全に回復するようしっかりとサポートさせていただきます。感染症での療養は心身ともに大変かと思いますが、この時期をご自身の体を大切にするための休養期間として、前向きに捉えていただければと思います。
当院で行っているお子様への小児はりは風邪の後の回復目的でも多くお役立ていただいています。大人も同じです。
病後の体力増強にも鍼灸はお力になれます。
ご不安なことがございましたら、いつでもご相談ください。皆様の体調が回復し、不妊治療を再開できるようになる日を心よりお待ちしております。