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ひろせはりきゅう院

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自閉症スペクトラムの子のソーシャルスキルを育てる本 幼児・小学生編 本田秀夫



ソーシャルスキルトレーニング。
SSTと呼ばれる療育のトレーニングです。
読んで字の如く、社会的なスキルを身につけるトレーニング。

自閉症スペクトラムなどの発達障害では相手の気持ちを想定するのが難しかったり
人づき合いの苦手感からトラブルに発展してしまうことも考えられるので
そのスキルを身につけることによって生きづらさを減らしていけたらという目的で行われる療育です。

言葉の使い方でも随分と相手への伝わり方が変わります。

発達障害を持つ人の中には感覚過敏や感覚鈍麻と言って五感の感じ方が人より強かったり弱かったりすることがあります。

「うるさい」「じゃまだ」という感覚。
避難や妨害を受けていなくても、

単に音がもう少し小さければ

もう少し視界が整然としていたら

という意味でこれらの言葉を使ってしまうことも考えられます。

だから
「うるさい」ではなく「音を小さく」
「じゃまだ」ではなく「物を減らして、どけて」
という言葉が使えるようになったり
生活していく中での小さなコツを身につけておくことが対人関係でのお守りになるのではと個人的に考えています。

もちろん自分がそっとその場から離れることでも良いですね。

他人にお願いすることはそれも一手間です。
それをうるさいとかじゃまだとか感じない人からしたら
その配慮は一手間です。
だから自分の感覚が他人とは異なることも知っておいた方がいいし、
お互い様なんだよ、だからありがとうやごめんなさいを忘れないようにしたいし、 コミュニケーションによって得るものも失うものも多いのだと思います。

読み終わった後の感想は

「終始やさしいアドバイスだな。」

でした。

その後この先生の講演動画をYouTubeでいくつか見てみました。

徹底して子供を尊重している姿勢に感銘を受けました。

親が困る。家族が困る。

この感情をゼロにするのは難しい。

そこは自分に許していいと思います。

その感情は否定せず、でもそっちに振り切ってしまわないように子供の心や置かれた状況などから目を背けないように。

いつも近くにいるよと手だけは握って置けるように。

子供のためにも間違えた方法で頑張り続けなくて良いように

やはり知っとくべきことはあるんだなと思いました。

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