
「最近、夢ばかり見て疲れが取れないんです」
妊活中の患者さんから、こんな相談を受けることが増えています。
朝起きても身体が重い。 夜中に何度も目が覚める。起きたらすごく疲れている。 夢の内容まで覚えているくらい、浅い眠りが続いている
「これって、妊娠に関係ありますか?」
あります。
なぜ妊活中に「夢をたくさん見る」のか
それは脳が休めていない証拠です。
夢が多いのは、脳が深く眠れていないサインです。
本来、睡眠中は副交感神経が優位になり、 身体も脳も「修復モード」に入るはずです。
ところが、妊活中は
- 治療のスケジュール管理
- 周囲からのプレッシャー
- 結果が出ない焦り
- 仕事との両立
- もともと仕事がハードモード
こうしたストレスで、眠っている間も交感神経が働き続けてしまっている状態になりがちです。
その結果、 浅い眠り(レム睡眠)ばかりが増え、 夢を何度も見て、朝まで疲れが残ってしまいます。
「眠れない脳」が妊娠力を下げる理由
妊娠は、脳が司令塔
排卵もホルモン分泌も、すべて脳の視床下部からの指令で動いています。
この視床下部は、
- 睡眠
- 自律神経
- ホルモンバランス
すべてをコントロールする「司令塔」です。
ところが、慢性的に脳が休めない状態が続くと、
→ 排卵のタイミングがズレる
→黄体ホルモンがうまく出ない
→着床を維持する力が弱まる
といった影響が出る可能性があります。
検査では「卵巣も子宮も問題ない」と言われているのに結果が出ない
よく聞く「原因不明の不妊」もこのような人を含んでいます。
そしてそれは、中枢(脳)の疲労が原因かもしれません。
東洋医学が考える「多夢」の意味
東洋医学では、夢が多い状態を 「心(しん)が休めていない」 と捉えます。
「心」とは、精神活動や思考をつかさどる場所。
妊活中は
- 考えすぎる
- 我慢が多い
- 常に気を張っている
- もともとじっとしているのが苦手な行動派
こうした状態が続くと、 心も肝(かん)も休まらず、 眠っていても脳が働き続けてしまうのです。
また、血や陰(体を潤す力)が不足すると、 神経が高ぶりやすくなり、 さらに多夢につながります。
妊活中の「多夢」を改善する3つのポイント
① 脳を休ませるルーティンをつくる
寝る1時間前から
- スマホを見ない
- 照明を暗めにする
- 深呼吸やストレッチを取り入れる
これだけで、副交感神経への切り替えがスムーズになります。
② 「考えすぎる時間」を手放す
妊活中は、頭の中が常に 「今周期は?」「次の治療は?」 で埋まりがちです。
意識的に何も考えない時間をつくることも、 脳を休ませるためには必要です。
③ 鍼灸で中枢を整える
鍼灸は、
- 自律神経の緊張を緩める
- 脳の興奮を鎮める
- 深い睡眠へ導く
といった、中枢へのアプローチが得意です。
実際に当院でも、
「夢の量が減りました」
「夜中に目が覚めなくなった」
「朝の疲れが消えた」
こうした変化の後に、 月経周期やホルモンバランスが安定してくる方が多くいらっしゃいます。
「夢を見ることが多い」が続くなら、身体のSOSを受け取って
妊活は、頑張ることだけが正解ではありません。
「夢をたくさん見る」という訴えは、 身体が休息を求めているサインです。
- 眠っても疲れが取れない
- 頭が常に働いている感じがする
- 検査では問題ないのに結果が出ない
こんな状態が続いているなら、 卵巣や子宮だけでなく、 脳・自律神経・中枢を整える視点を取り入れてみませんか?
まとめ 妊活中の多夢は「中枢性不妊」のサインかもしれない
・ 夢が多いのは、脳が深く休めていない証拠
・妊娠は脳が司令塔。脳が疲れると妊娠力も下がる
・東洋医学では「心が休めない」状態と捉える
・ 鍼灸は中枢を整え、深い睡眠をサポートできる
ひとりで抱え込まず、まずはご相談ください。
宝塚市のひろせはりきゅう院では、 妊活中の睡眠・自律神経・ホルモンを含めた鍼灸ケアを行っています。
夢が多い、頭の疲れが取れないという方は是非ご相談ください。




