
「夏にお味噌汁なの?」と思われるかもしれませんが、実は味噌汁こそ夏バテ予防の最強アイテムなのです。
夏バテの原因とお味噌汁の効果
夏バテの主な原因は、汗による塩分とミネラルの流出、食欲不振による栄養不足、そして冷房の冷えによる体温調節機能の乱れです。お味噌汁は、これらすべてに対応できる万能食品なのです。
味噌に含まれる塩分とアミノ酸は、汗で失われたナトリウムを効率よく補給します。さらに、味噌の発酵により生成される必須アミノ酸は、疲労回復と免疫力向上に役立ちます。
妊活との関連性は?
冷えによって消化力が弱まると同じ食事をしていても血液に乗って子宮や卵巣に運ばれる栄養の量が少なくなってしまいます。胃を丈夫に保ち、食べ物からしっかりと栄養を消化・吸収できることが妊娠への近道となります。
夏におすすめの具材
夏のお味噌汁には旬の夏野菜を選ぶとよいですね。
おすすめ具材:
- 冬瓜・きゅうり:体内の余分な熱を取り除く
- なす・トマト:抗酸化作用で夏の紫外線ダメージをケア
- オクラ・モロヘイヤ:ネバネバ成分で胃腸を保護
- 豆腐・わかめ:良質なたんぱく質とミネラルを補給
温かいお味噌汁で体温調節
「暑いのに温かいものを?」と思われがちですが、温かいお味噌汁を飲むことで一時的に体温が上がり、その後の放熱により身体が効率よく冷却されます。これは自然の体温調節機能を活性化させる理にかなった方法です。
アジアの国では冷たい食べ物は消化力を弱めることが広く知られています。
また、冷房で冷えた内臓を温めることで、消化機能の低下を防ぎ、食欲不振の改善にもつながります。
アメリカやヨーロッパではその概念がありませんが近年のウェルネスブームで東洋医学に関心を寄せる人も多くなってきている傾向にあります。
手軽に作れる夏のお味噌汁
忙しい夏の朝でも、インスタント味噌汁に冷凍野菜やカットわかめを加えるだけで栄養価がぐんとアップします。前日の夜に多めに作っておいて、冷蔵庫に入れておき、朝温め直すのも効率的です。
この夏は、1日1杯のお味噌汁で、元気に暑さを乗り切りましょう。身体の内側から整える日本古来の知恵を、ぜひ現代の夏バテ対策に活用してください。
妊活に大事なのは胃腸の調子、そして身体が元気であることです。食にまつわる妊活はご夫婦一緒に効果を得られるものなので上手く取り入れてくださいね。




